第二十一夜の話題提供者は、岩野 俊郎さんでした。
獣医師・「到津の森公園」園長

日本一美しい動物園をめざして〜一度つぶれた動物園を甦らせた到津の森公園の岩野園長の話です。入園者の減少で閉園した動物園を新しい動物園(到津の森公園)のあり方として「動物の形じゃなくて、動物の命が見える公園にしたい。」と動物園の立て直しに取り組み、また「動物園は文化施設だ。娯楽ではなく市民の生活の質を上げるもの。」と考え再建した話です。動物園のあるべき役割は、動物学、環境学、社会、児童教育、社会教育としての場、そして非日常の空間としての場であると岩野園長は、言い続けています。

辻コメント
私達「小倉っ子」の大切な思い出であり宝である到津動物園。様々な障壁を乗り越え、それが到津の森公園として息づく。その幸せをつくづく感じた岩野園長のお話でした。
これまでの一貫したコンセプト、外来ではなく日本人の素晴らしい精神性に成り立つ動物園。市民にとっての豊かな生活の為の動物園。
どうか北九州市民にとっての大切な場の為に、今後の更なるご活躍とご尽力を賜りたいです。子供達だけでなく、寧ろ私達の高齢に向かう人達の為に(笑)