皆さんはデザインとビジネスを結びつけたことはあるだろうか?

今回はデザインとビジネスを融合させ、すべての事業に絡んでいくスタイルで様々な活動を、小倉を拠点として行っている八木田一世さんを取材させていただいた。

子供の頃から絵を描いたりすることが好きだったという八木田さんは、高校卒業後アメリカに渡り、デザインについて学んだ。そして、一緒にビジネスのことも学び、学校の授業でデザインとビジネスの融合ということを勉強したことが今現在の仕事をするきっかけになったという。また、この仕事は八木田さん曰く、自分の性分として好きな仕事だとも語ってくれた。いまでは様々な企業の広告だけを担当するのではなく、どうやったらその企業の目標に到達することができるのかというところでアドバイザーとしての役目も果たしている。このような全てに絡むスタイルで活動しているため、様々な分野を勉強して、相手に対して中途半端はしないというプロ意識が高い部分に感動した。

北九州を拠点として活動している理由を伺ったところ、東京に行くことも考えていたという話をしてくれた。東京はおもしろいものがたくさんあるが、たくさんあるがゆえに面白さにお腹がいっぱいになり飽きてしまう。その点北九州は何かが足らないからやろうと思える場所であるから、ここでやるんだと思える場所なのだという。

八木田さんの今後やりたいことを伺うと、これまでの延長線で活動したいというふうに答えてくれた。今の仕事は毎回同じことをしていることではなく、常に違うこと、常に新しいものに取り組んでいる。仕事をすればするほど面白くなり、だからこそ今やっていることの延長線で活動したいと思っているのだ。

地域創生学群生として活動していく中で、常に新しいことをを探し、挑戦することの大切さ。多少リスクがあろうともそれを踏み切って挑戦することの大切さを感じることのできた時間であった。これからも基本に忠実に、その中にどんどん新しいムーブメントを取り入れて活動の幅を広げていきたい。

 

北九州市立大学 地域創生学群 1年 長嶺 成乃輔