「ハモネプ」を知っているだろうか。  数名のメンバーで、楽器を使わず、つまりアカ

ペラでハーモニーを奏でそのパフォーマンスを競うという、2001年ころにスタートしたバラエティ番組の企画である。当時、全国の若者たちがそのパフォーマンスを競い、番組出演を目指した。

 北九州市出身の松中啓憲(まつなか あきのり)もそのひとり。現在、ピアノ弾き語りシンガーソングライターとして活躍する彼は、この「ハモネプ」出演を目指し、そして実現。これがきっかけで、歌う楽しさを覚え、忘れられなくなったという。やがて、歌を仕事とすることに。

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 ソフトなルックスとあたたかい歌声が認められ、2008年シングル「Come out!」で全国デビューを果たす。この曲は、多くの人の心をつかみ、東海地域でのテレビCMソングに選ばれた。2009年7月からはフリーライブ、イベント、ライブハウス、コンサートホールなど、沖縄から東北まで年間140本ものライブをこなしている。2012年には念願であった、地元北九州でのホールコンサート、その翌年には東京でのワンマンライブを開催した。

現在までに、シングル4枚、アルバム2枚、DVD3枚をリリース。セカンドアルバムのタイトルにもなっている楽曲「ありがとう」では、これまでの周囲への感謝のメッセージと自身のこれからの人生に向けた想いが優しい歌声の中に強くこめられている。

 ラジオ関西のDJやモデル、映画主題歌やアイドルへの楽曲提供と、多彩な活動している松中。3月1日には北九州での単独ライブも終えたばかりだが、休むまもなく活動が続く。自身が掲げる全国各地での「100名ライブ」を目標に、「生まれ故郷の北九州から、全国のステージへ」と。これからの活動が楽しみだ。

ライブ情報やお問合せは、松中啓憲 Official Siteにて。