今回は、モノレール北方駅から徒歩5分のところにある「徳助食堂」をご紹介します。

住宅街の一角に徳助食堂と書かれた暖簾がチラリ。まるでそこだけ昭和の時代にタイムスリップしたかような雰囲気が漂っています。お店は、接客から調理まで、元気な店主のお母さんが一人で切り盛りされています。

そんなお母さんの思いは「変わらない味を提供し続けること」

メニューは、定食類から丼物、麺類まで30種類ものメニューが揃っていますが、全メニューお一人で提供されています。その背景をお聞きしたところ、毎朝3時50分に起き、一人で2時間かけてその日の仕込みをされているそうです。

これらを変わらず続ける理由は、毎日欠かさず来てくれるお客さんが居るからだそう。常連さんの姿や「おばちゃん美味しい!」と頬張りながら食べてくれる学生さんの姿が何よりも嬉しくて、頑張る理由になっているそうです。

全メニューおすすめ!だとお伺いして、何を頼むか悩みに悩んだ私たちは、
「しょうが焼き定食」と「とんかつ定食」を注文しました。

お味噌汁と大盛りのご飯とお漬物が一緒についてきます。ボリューム満点でお昼からのエネルギーをたっぷり蓄えられます。お食事は、まさに家庭の味。どこか懐かしくて、優しくて、実家で母親の作る料理を思い出しました。

私は、また別日に「野菜炒め」も頂いたのですが、使われている材料はどれもシンプルなのに、自分では絶対に出せない味で、これは店主のお母さんの手によって生み出される魔法だなと感じました。食事の後には、必ずサービスでコーヒーを出してくださるのも嬉しい。

最後に今後の展望をお聞きしたところ、「新しいことは何もしない。このまま変わらない味を届けたい。元気な間はずっと提供し続けたい。」とおっしゃってくださいました。

北九大からすぐの場所にあるので、学生さんにもおすすめです!

憩いの場のようなアットホームな大衆食堂「徳助食堂」さんに是非、みなさんも足を運んでみてはいかがでしょう。あなたも虜になること間違いなしです。

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○店舗情報○

店名 : 徳助食堂
住所 : 北九州市小倉南区北方3丁目51
営業時間 : 9:00〜15:30(水曜定休)
電話番号 : 093-921-9116
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(文・写真:小倉活性化プロジェクト)