大谷の聴講メモ
つじりの新社長、史郎さんにお話を伺った。忙しく立ち働くお二人だけに、会長と社長が並ぶツーショットを見かけることは「意外と」少ない。
現在40歳の史郎さん、つじりに入社する前に「偶然、京都の平等院鳳凰堂そばにたつ、曽祖父にあたる『辻利右衛門翁』の銅像を見て、この仕事を継がなければ」と決心したそう。
つじりのコンセプトとして
Think Globally, Act Locally. 立ち位置は小倉に、目線は世界に
を掲げていらっしゃった。これは先代の利之社長から引き継がれたもので、小倉にありながら「日本のお茶と茶文化」を世界に広めるというもの。現在、台湾を足がかりにシンガポールや韓国にまで出店している。「入って3日目のアルバイトでも、同じ味を提供できる合理化されたシステム」など、シアトルから世界に羽ばたいたスターバックスから学ぶべきポイントは数多いと話された。
「日本人のマインドや茶文化を広めるためには…」「人口が減りつつある日本人のこれからの生き方」など、精神性にまで及んだお話。1時間の枠がもったいないほど深いテーマでした。