みなさん、こんにちは。Kokulikeのムムです。
最近は、暑さがとどまることを知らず、夏がどんどん近づいてきましたね。体調管理に気を付けて熱中症にお気をつけください。
今回は、北九州市立大学の現役の生徒が営む朝ご飯屋「ねねんち。」を取材させていただきました。

まず、お店を始めたきっかけについてお聞きしました。
高校三年生の時の当時の先生の言葉がきっかけでした。大学卒業後は公務員に就こうと考えていたそうですが、当時の担任の先生から一度社会を知ってから公務員になることを勧められたそう。
店主のねねさん自身も人とのつながりやお店の経営を学びたいという思いがかねてからあったため、このお店を始められたそうです。私が取材にうかがった時も気さくに話しかけてくださり、人との繋がりを大切にするねねさん自身の人柄がまた新たな人との繋がりを生み出しているなと感じました。
また、大学生は一人暮らしをしてる人が多く、朝ごはんを抜いてしまいがちなため、一人暮らしの人がゆっくり楽しく朝ごはんを食べられる場所を作りたいという思いから朝ごはん屋さんを始められたそうです。
次に、「ねねんち。」の店名の由来ついてお聞きしました。
店名にもなっている「ねね」とはこの店を営む店主、切通寧々さんの名前から来ており、友達同士でねねさんの家にいる時に友人から「ねねの家落ち着くね」と言われたことが由来となっており、お店も家同様にお客様にとって落ち着きのある、居心地の良い場所になって欲しいと言う理由でつけられたのだそうです。
由来にある通り、取材に伺った私たちもつい長居してしまうくらい居心地が良く、友達の家に遊びに来たような感覚に陥ってしまうとても楽しい空間でした。

お店のおすすめメニューについてもお伺いしました。
ねねさんは鹿児島出身という事で、鹿児島の定番郷土料理である鶏飯をメインに提供しているそうです。私たちも実際に鶏飯をいただきました。まず驚いたのはお客様が最初に自分好みの器を選ぶところから始まる事です。お店の棚にはデザインや色、そして形の異なる器が複数並べられており、その中からお客様の好みの器を選んでもらう事で器から料理を楽しんで頂ける工夫をしていました。
そうして自分で選んだ器に盛られて出てきた鶏飯は卵と椎茸と鶏とたくわんとネギが彩りを鮮やかにしており、食欲が掻き立てられました。出汁は濃すぎずサッパリとしており、朝から何回でもおかわりできるぐらい美味しい一品でした。
そして今後の展望についてもお伺いしました。
今後は県内外問わずいろんなイベントに積極的に参加して行きたいとの事です。また、メニュー開発にも力を入れており、スペースファームさんという農家さんの宇宙卵という卵を使用した卵かけご飯や中学時代の先輩が営んでいるというお茶屋さん田中園さんの茶葉を使用したオーガニック緑茶など、様々な企業さんとコラボしたメニューを提供していらっしゃます。
これからも様々企業さんとコラボ商品を開発し、柔軟で可能性無限大のお店にしていきたいとの事です。居心地の良い空間で何度も訪れたくなるお店「ねねんち。」様に皆さんもぜひ足を運んでみてください
〇店舗情報
●場所:北九州市小倉北区中島1丁目16−2 2F
●営業日:土・日(9:00〜14:00) 月(9:00〜12:00)
(文・写真・小倉活性化プロジェクト)