無事「坂茂さんの北九州講演」終了できました。東京の 坂茂建築設計のスタッフの皆様 そして北九州市関係所轄の皆様 関係諸団体の皆様に心からお礼申し上げます。
坂さんは九州にはご縁がございます。この北九州国際会議場は、1982年坂さんが所属なさった磯崎新アトリエ 磯崎さんの設計であります。更には 先日4月24日に開館いたしました「大分県立美術館」の設計を担当なさり、幾度となく九州を訪れておられます。現在 全世界から講演依頼のある中、念願叶いこの小倉にお越し頂く事が出来ました。
演題は 「作品づくりと社会貢献の 両立を 目指して」でした。坂さんは、世界中で起きる天災人災に対し、誰より早く現地に駆けつけ、被災地の声に耳を傾け、一番必要とする事を見極め、問題点に取り組む。そして被災地の皆さんや学生さんが自らの力で復旧復興に取り組む仕組みを提供し、坂さんもご自身も現地で汗を流す。その様なカタチの社会貢献を、建築家として、誰よりもいち早く行っていった方です。
会場は、日々建築デザインに携わる又は学ぶ皆様で大方満席となりました。話す方聴く方という一般的な講演会を超え、坂さんのお話に皆さんは引き込まれ、一体になった、そんな空気感がありました。被災地や難民エリアで、現場で動き行動を起こして来た坂さんならではのお話に、質疑応答も耐える事無く続きました。一つ一つにご丁寧に、時にはユーモアを交えながらお応えいただき、素晴らしい時間を過ごす事ができました。
最後に、ネパール地震の被災地行きを目前に、お忙しい時間を縫って、小倉にお越しいただいた 坂さんに心から感謝の気持ちをお示しいたしたいと思います。有難うございました。