夜会八十九夜は、NPO法人GGPジェンダー・地球市民企画代表理事の岩丸明江さんにお越しいただきました。
(北九州市立大学の加藤舞さんのレポート)
ファシリテーションにはいくつかの分野がある。岩丸さんのGGPという団体では、教育ファシリテーションを行う機会が多いそうです。話を参加者が聞き続けるというよりも、自ら体感する方が、印象に残る との事でした。
今回はグループワークを通じ、ファシリテーションを体験いたしました。
ファシリテーターというのは、グループなどの話を円滑に進めるための進行役です。ファシリテーターは話し合いの雰囲気を明るくし、メンバーが意見を言いやすくするために存在します。しかしファシリテーターだけが張り切るだけではなかなか雰囲気などを変えることが厳しいときがあります。
その時にグループの中に『影のファシリテーター』が存在することで、自然と話し合いの雰囲気なども変えることができる。ファシリテーターだけではなく、私たち参加者が無意識に影のファシリテーターになれると話し合いの雰囲気などを作りやすくなるそうです。
「よい事とわるい事だったら、人はどうしても、悪いことに注目しやすい」。基本的にプラス思考で物事を考えることがファシリテーターにも必要であって、同時に参加者にも同じ事が言えます。
今後、話し合いをする機会などがあったら影のファシリテーターになれるように心がけようと思います。
岩丸明江さん、貴重なお話をしていただき本当にありがとうございました。
ファシリテーション
ファシリテーション(英: Facilitation)は、会議、ミーティング等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させるリーダーの持つ能力の1つ。 コミュニケーションスキル以外にも、ルールが必要な場合の内容設定や補助、プログラムのデザイン、進め方や、さらに会議の場所や参加者の選択、日程のデザインなど、オーガナイザーやリーダーの機能を担う。 会議の場に限定される機能とするのは誤りであり、日常での組織コミュニケーション全般において、ファシリテーション技術は活用される。 また、課題を達成しようとするグループに対して公平な立場にたち、話し合いのグループ・プロセス(グループの状況)に介入してファシリテーションを行う者のことを、近年、ファシリテーター(Facilitator)と呼ぶ場合が出てきた。