『無法松の一生』上映&『君は一人ぼっちじゃない』製作発表会 ◆小倉の街に祇園太鼓の音が響く中、北九州市出身『グッバイエレジー』の三村順一監督が、北九州が誇る岩下俊作の小説「無法松の一生」へのオマージュともいえる人力車夫の物語『君は一人ぼっちじゃない』の北九州ロケを開始します。小倉昭和館では『無法松の一生』映画化第一作目の1943年公開作品の上映と共に、『君は一人ぼっちじゃない』の製作発表会を開催致します!
日時 : 7月17日(火) ★休館日スペシャルイベント
会場 : 小倉昭和館 ①号館
料金 : 1,000円(映画鑑賞料金にて制作発表会参加可)
<スケジュール> 11:00 開場 11:15 『無法松の一生』上映開始 12:45 上映終了 休憩 13:00 『君は一人ぼっちじゃない』製作発表会 休憩 13:45 『無法松の一生』上映開始 15:15 上映終了 ※17日『無法松の一生』は製作発表会を挟み2回上映 製作発表会主催 『君は一人ぼっちじゃない』 製作委員会 登壇者 監督:三村順一 出演:土田卓弥、古賀哉子、深澤嵐、鶴田真由、的場浩司、中村有志、紫吹淳、渡辺裕之、三船美佳
<作品紹介> 『無法松の一生』(1943年) 監督:稲垣浩、脚本:伊丹万作、原作:岩下俊作、撮影:宮川一夫 阪東妻三郎、月形龍之介、園井恵子、杉狂児、沢村アキヲ ほか ◆岩下俊作の小説「富島松五郎伝」の最初の映画化作品。 松五郎こと無法松(阪東妻三郎)はトラブルを引き起こす暴 れ者だが、どこか憎めない人力車夫。ある日竹馬から落ちた 少年・敏雄(沢村アキオ)を助けたことがきっかけで陸軍大尉 の吉岡家へ出入りするようになるが……。日本映画界屈指の名作の一つに数えられ、主人公の松五郎を演じた阪東の代表作にもなったが、松五郎が大尉夫人に密かな愛情を告白するシーンなどが内務省の検閲で削除され、戦後もGHQにより一部が削除された。稲垣は完全版を撮るために1958年(昭和33年)にリメイク版を製作した。 (1943年公開/日本/99分)
『君は一人ぼっちじゃない』 監督・脚本:三村順一 出演:土田卓弥、古賀哉子、深澤嵐、鶴田真由、的場浩司 ほか ◆家庭に恵まれず「貧困と泥沼の生活」に喘いでいる17歳の若者3人が、自分の未来を見出す青春の物語。隼人の母、駒子は芸子で二人暮らし。父親は、隼人が生まれてすぐに家を出た。隼人は「どうなるかわからん人生」に悶々としている時に小倉城周辺で「人力車」を引いて走る市五郎と出会う。「無法松」と背中に入った半纏を着て小倉の街を走る市五郎。隼人は市五郎の生き方に共感していく。現代の若者と、昭和を生きた世代との出会いとすれ違い、心の交流を背景に、それぞれの人生に真摯に向かい合おうとする人々の物語でもある。市制55周年を迎える北九州市への想いを込めたオール北九州ロケ作品!