夜会108夜
〜女子大生の知らない世界〜

今回のゲストは
小倉 縞縞「KOKURA SHIMA SHIMA」の広報部・営業部の小川美里さんにお越しいただきました。

今回は小川さんの人生の話、小倉織の歴史、身近な小倉織のこと、さらには小倉織の風呂敷で様々な物の包み方、活用方法を教えていただいたり盛りだくさんな夜会でした。

「使ってこそ価値がある」という言葉に日本の伝統工芸のこれからあるべき姿が見えた気がしました。
江戸時代から武士の袴などの素材として愛されてきた小倉織は戦争などの影響で一度途絶えてしまいましたが、染織家の築城則子さんの手によって奇跡的に復活しました。
しかし一旦途絶えてしまった小倉織は地元でも知らない人が多く、人々の愛着がなかなか湧かなかったそうです。人々の心が離れゆく中、もともと手織りの小倉織を誰でも手軽に手に取り、使えるものにするために、機械で織る方法を考案しました。機械織りで作った布を様々なものに活用したり、小倉織特有の縞のデザインを建物や空間デザインに活用したりすることによって、今や日本国内に留まらず、海外でも愛される伝統工芸となったのです。

日本の伝統工芸はだんだん廃れてしまっているものも多々ありますが、小倉織のように残すべきものは残して、移りゆく時代に合わせて使いながら保存されていくのがいいと思いました。

小倉織に携わる小川さんですが、実は小倉織りに携わる前に接客業、ツアーガイド、病院と多様なキャリアを持っておられ、その全てで学ばれたことを今胸に小倉 縞縞でのお仕事に励まれています。

小川さんの夢は
「世界で縞”ストライプ”といえば”JAPAN STRIPES”と言われることを目指して北九州から日本へ、世界へ発信したい!」

是非みなさんも北九州から世界へ羽ばたくアツい伝統工芸の小倉織”シマシマジャック”の魅力に触れてみてください!