さて、今回は小倉北区古船場に位置する知る人ぞ知る名店、焼肉屋「東秀苑」さんを取材しました。今回取材に応えてくださったのは、三代目店主である永松開智さんです。私たちの取材に快く対応してくださいました。

はじめにお店を始めたきっかけをお聞きしました。
焼肉屋を営んでいた身内の方が移転することになり、もともと使っていたお店を譲り受けたことがきっかけとのことでした。

次にお店のこだわりやコンセプトをお聞きしました。
店主の永松さんが強調しておっしゃっていたのは、ずばり『備長炭を使用していること』でした。これは、開店当初の50年以上前からずっと変わらないこだわりであるとのこと。先代の店主も「備長炭を辞めたら店も辞める」とおっしゃる程、長く大切にされていることだと教えてくださりました。

鉄板やガスでの火とは違った、風情のある炭の香り火の力強さは肉の旨みをさらに増加させる効果があり、何があってもここだけは譲れないポイントだとおっしゃっていました。

また、東秀苑さんでは注文されたお肉を秘伝のタレに絡めて提供しており、このタレを目当てに来店されるお客様も多いのだそう。さらに、お肉は国産黒毛和牛を使用しています。味の濃さや口当たりの良し悪しを計算して、部位ごとにA5ランク・A4ランクを分けて仕入れていることも、こだわりの一つです。

こだわりの備長炭・ネギ塩タン


さらに、オススメのメニューについてもお伺いしました。
一番人気は、やはり「ネギ塩タン」です。東秀苑さんのネギ塩タンは他店と少し違っており、味付けしたタンに青ネギを敷き詰めたものです。このスタイルでネギ塩タンを提供し始めていたのは東秀苑さんが初めてであり、新スタイルのネギ塩タン発祥のお店とのことでした。

また、お店の冷麺には韓国麺を使用したり、韓国では一般的な麺料理であるビビン麺をメニューに加えたりとこだわりを持たれています。本格的な韓国の焼肉を感じることができのも、東秀苑ならではの魅力です。

本格化な韓国料理

最後に今後の展望をお聞きしました。
三代目店主の永松さんは、将来的に黒崎や福岡市に新店舗を開拓することなど事業拡大を目指しているとのことでした。『二代目店主がこれまで築き上げてきた土台をしっかりと受け継ぎながらも、その中で自分の色を出していきたい』と熱い思いを語っていただきました。

ぜひ皆さんも日常の中のごほうびに、東秀苑さんへ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

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○店舗情報○
店名:東秀苑
住所:北九州市小倉北区古船場町4-17 近藤ビル1F
店休日:なし
営業時間:16:00~翌1:00
電話番号:093-551-0395
詳しくはHPをご覧ください。
HP:https://tousyuen.com/

(文・写真:小倉活性化プロジェクト)