We Love小倉協議会と北九州市立大学地域創生学群の学生が共同で、まち中で活躍する「情熱人(じょうねつびと)」を紹介するコーナー。今回はオリジナルのウェア・ファブリックショップ「toi et moi(トワ・エ・モア)」を運営する中原かおりさん。常に新しいデザインを生み出す中原さんに、その熱いハートの一端を伺ってきました。

オリジナルデザインの洋服雑貨のお店、「トワ・エ・モア」(北九州市小倉北区竪町1、TEL093-967-1227)を運営する中原かおりさんにお話しを伺った。店内には中原さんがデザイン・作製した商品がところ狭しとディスオウレイされ、個性豊かなお店となっている。商品のほとんどを中原さんが手作りし、オーダーメードの注文も受け付けている。素材の生地は海外の布市場で中原さんが買い付けたもの。「企業秘密の布で、布からこだわり、布からアイデアをもらってデザインを考えている」そうだ。1476902_397956530335680_2114620234_n

中原さんがものづくりに興味を持ち始めたのは、小学生のとき。幼い頃から手芸や絵を描くことが大好きだった。10代20代には自然と洋服やその素材の布に興味を持ち始め、独学でデザインや洋裁を学び、トワ・エ・モアを今年の4月にオープンさせた。お客さんから依頼された注文の商品は、お客さん一人ひとりのことを思い浮かべながらそれぞれに合ったものづくりをしている。「私にとってデザインは私の頭の中にあるイメージをそのまま形にすること。そして私のデザインを見てくれたお客さんが幸せな気持ちになったり楽しい気分になったりしてくれたら」と笑顔で話す。

スランプに陥ったり、デザインをすることが苦痛になったりしないか?という問いに「デザインが思い浮かばない時期はくるし、ものづくりをずっとしているととても疲れる。でも、すぐに自分の中でデザインがしたい!という気持ちが湧き上がってくる。デザインをすることやものづくりは私の一部で、楽しくてやめられないもの」と中原さんのものづくりに対する熱い想いを語ってくださった。

営業時間は11時〜19時、火曜定休。
取材と文:北九州市立大学地域創生学群2年 田中朝奈